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MR転職体験談

【休職あり】未経験で大手外資系ガン領域MRへ転職成功した方法│女性MR転職体験談

「休職してしまい、転職活動が不安…」
「上司との関係が最悪で環境を変えたい」
「プライマリー領域ではなくて、ガン領域をやりたい」

今回は休職期間がありながらも内資大手MRから外資大手MRへ転職したYさん(女性)にインタビューしました。

職場の環境が辛くて転職した経緯から年収事情、転職エージェントの選び方、休職による転職活動への影響について実体験を教えていただきました。

Yさん(女性)のプロフィール

薬学部を卒業し、製薬企業へ入社。新卒数年で職場環境により、体を壊してしまうが、プライマリー領域からガン領域への転職に成功。企業規模もより大きなところへ。

*この記事はYさんのニュアンスが伝わるように内容を確認してもらって許可を得てから公開しております

MRになった理由・転職を決めた理由・MRを続けた理由

—Yさん、本日はよろしくお願いいたします。今回はYさんの転職についてお話を伺いたいんですが、その前にそもそもMRになった理由について教えていただけませんでしょうか。

正直なんとなくですね笑
なんとなく薬学部に行って、なんとなく健康に携わる仕事したくて笑

あとは、来る仕事をこなすのではなくて、自分から動ける仕事の方がいいなぁと思って就職活動してMRになりました。

riku

コミュニケーション能力が高く、MRになるべくしてなった方だなと思いました

—新卒で入社された会社も内資系の大手ですが、そこから転職しようと思ったきっかけは何ですか?

一番最初のきっかけは、希望していた異動の取り消しです。

具体的にはプライマリー領域からスペシャリティー領域に行ける話でしたが、異動のための研修数日前に年配の方が異を唱えて取り消しになって、会社への信頼感が消えてしまいました。

自分がやりたかった領域への道が断たれたので、いつか転職してやろうと思いましたね笑

それから、職場環境もちょっと色々ありまして、小学生のイジメみたいのがあったんですよ笑

ターゲットを順々に変えて過度な期待だったり、叱責みたいのがあって、私もターゲットになってしまって体を壊して休職しました。

職場環境(主に人間関係)の影響で体を壊し、転職を決意

—体を壊すまで追い詰められてしまったんですね。今はもう回復できましたか?

転職したら、バッチリ回復しました笑

当時は10kgぐらい体重が落ちちゃったんですが、残念ながらしっかり戻ってしまいました笑

—そんな環境を経験してもMRを続けようと思った理由は?

一度自分がやりたかったスペシャリティー領域をやってみたかったからです。

前職のプライマリー時代は、所謂シェアオブボイスの物売り感が強くて、何件訪問して何回コールするかが重要な営業スタイルでした。

でも、それって専門知識無くても良くない?って気持ちが強かったんです。

riku

今でも覚えている先輩の言葉は「MRは最も頭脳を無駄に活用している職業だよ、本来は頭いい人も多いのに全然頭使わん笑」です笑

だから、自分がやりたかった仕事とあまり合致していないなと思って、MR以外の仕事も視野に入れて転職活動を始めました。

ただ転職活動を続けていく内に、本当に自分がやりたかったMRの仕事を経験せずに諦めていいのかなと思うようになりました。

物売りではなく、自分が思い描いたMRの仕事をもう一度チャンスがあるなら挑戦してみたい。

もし違ったら、その時は別の業界に行けばいいやと思ってもう一度MRをやるという選択をしました。

自分を見つめなおした結果、MRでやり残したスペシャリティー領域をやりたい気持ちに気づく

プライマリー領域からスペシャリティー領域への転職活動のコツ

—では、最初からスペシャリティー領域に絞って転職活動をしたんですか?

はい。

エージェントさんにもMRを続けるならスペシャリティー領域やガン領域しかやるつもりはないと伝えました。

—プライマリー領域からスペシャリティー領域のみを絞っての転職はかなり狭き門だったのでは?

どうでしょう、エージェントさんにも難しいかも知れないですとかは意外と言われなかったですね。

ただ私が転職活動をしていた時は圧倒的に求人が少なかったんですよ。

いつも求人を出している企業ですら、ちょうど求人が出ていない時期でエージェントさんからは「待っていたらまた出てきますよ」って言われる感じで時期は悪かったです。

riku

転職は本当にタイミングも大事です。今が良いタイミングかを知るためには転職エージェントを活用するのが最も簡単です。

ただ女性MRはどの企業も少なくて、特に外資系はグローバルから女性の比率を上げるようにかなりキツく言われているみたいです。

なので、女性採用にかなり積極的な企業が多かったのでそこは得していましたね。

—実際に転職活動で情報を集めてみて、外資系は女性の方が入りやすい感じでしたか?

男性が極端に入りにくい訳ではないと思うんですが、書類選考で集める比率が違ってたりとか募集要項の切るラインが違うみたいです。

なので、女性は外資系かなり狙い目だと思います。

外資系は女性採用が積極的

—転職活動はどれくらい時間がかかりましたか?

エージェントさんと連絡を取り始めてから3か月くらいです。

実際に面接をやった期間は1ヵ月です。
>>面接まで2ヵ月の期間があった理由

—転職活動で苦労したことや意識したことはありますか?

苦労したことは、キャリアで誇れるものがないことです。

プライマリー領域からスペシャリティー領域の転職だと、アピールすることが無いのが困りました。

なので、エージェントさんに頼らざるを得ないところがあって、如何にエージェントさんにねじ込んでもらえるかを意識しました。

だから、めちゃめちゃ多くのエージェントさんと連絡とりましたね。たぶん20人くらい。

riku

キャリアに誇れるものがないのは、若手MR共通の悩みかも知れませんね

—20人は凄いですね。1日中エージェントと電話することになりそうですね笑

そうですね笑

働きながらだったので、1軒訪問したら、エージェントさんと連絡しての繰り返し…
それどころか訪問件数よりエージェントさんへの連絡の方が多かったですね笑

沢山のエージェントさんと話した理由の一つは、自分がもう一度MRをやりたいのかあんまりわからなかったので、エージェントさんと話をしながら自分のキャリアを考えたかったからです。

薬剤師をしてもいいし、医療機器の営業もいいなぁと考えていたんですが、エージェントさんと話をしていく内にやっぱりMRをもう一度やってみたいなと思いました。
>>MRを続けた理由

—20人の中からエージェントを絞っていく見極めポイントは?

エージェントさんを絞っていったポイントは、良い求人を持っているか・私の志向に沿って提案してくれるかでした。

エージェントさんも十人十色なので、ちゃんと対話ができて私のことを考えて提案してくれるエージェントさんと連絡を取り続けました。

転職後の今でもエージェントさんの情報を基に再転職も含めて今後のキャリア戦略を立てています。

最初に多くのエージェントと話して、そこから絞っていくことで自分に合ったエージェントさんを見つけることができる

—具体的にどこのサイトやエージェントに登録しましたか?

メインで使っていたのは、ビズリーチとJACリクルートメントです。

連絡を取ったエージェントさん20人のほとんどがビズリーチ経由ですね。

ビズリーチに登録すると、エージェントさんから連絡が来るので、それに返信していって連絡を取りました。

求人票をそのまま添付してくれる人もいるので、効率的でした。

ただ実際に転職を決めたエージェントはJACリクルートメントさんです。

—某大手YOUTUBERがJACリクルートメントを激推ししてますけど、MRの転職活動の視点ではどうでしたか?

そうなんですか笑

確かに結構よかったですよ笑

私がJACリクルートメントさんに決めた理由は、対応の良さですね。

多分医療系のご経験のある方が窓口をしていると思うんですよ。

なので、求人の扱い方と言いますか物知り具合が凄かったです。

この求人は合っていると思います・この求人はニーズとズレてますよねっていう感覚を寄せてきてくれるので、私の志向をちゃんと考えてくれて凄い話しやすかったことを覚えています。

転職させるためにとにかく求人を送り付けるエージェントさんもいましたけど、JACリクルートメントさんは一切なかったです。

転職活動における休職期間の影響

—体を壊して休職期間ができてしまうと、転職活動にマイナスな影響が出ると思うんですが、実際どうでしたか?

休職転職活動で一番響くのは、源泉徴収票ですね。

自分の休職期間が反映された源泉徴収票だと転職後の年収がガッツリ下がってしまうので。

私は偶然源泉徴収にギリギリ反映されてない時に転職したので、その点は何も影響なくいけました。

あと、実は面接で休職について聞かれたことは1社も無かったです。

エージェントさんには休職期間があることは伝えたんですけど、結構いるのかな?っていう印象でした。休職明けて転職しようというタイプの人は。

ただエージェントさんにはちょこちょこ聞かれたいたので、休職に至った理由はちゃんと答えられるようにしました。

ただ面接に影響はなかったと思います。

休職期間については、面接で聞かれることもなく、転職活動では意外と影響は無かった

転職して良かったこと・悪かったこと

—転職して自分の環境は良くなりましたか?

めちゃくちゃ良くなりました。

なんだか違う仕事をしている気分です笑

前職はかなり見張られている会社で駐車場に何時に車が戻ってきているのかとか見られていて、当時は気づいていなかったんですけど、今思えばかなりビクビクしながら働いていました。

今の会社は本当に自由ですね。

上司から問い詰めるような電話も一切掛かってこないですし、みんなが結構自分の仕事は自分で責任をもってやりましょうって感じで年功序列も一切ないです。

凄い楽な環境ですね、人間関係が笑

ここまで違うのかとびっくりしました。

今の会社に来て、MRを続ける決断をしてよかったと思ってます。

良くも悪くも人間関係が変わると、仕事の大変さも変わる

—ちなみに年収面ではどうでしたか?

ちょっと上がったんですよね、たぶん経歴を考えるとレアケースだと思います。
(新卒数年で退職、スペシャリティー領域未経験)

同じ領域だと上がるケースが一般的みたいですけど、違う領域だとスライドorちょっとダウンが多いみたいです。

恐らく私が多かった理由は家賃補助を貰わなかったことだと思います。

転職時に手当や補助の金額も聞き取りがありますので。

事前に言われてなかったんですけど、いざオファーが来た時に年収を確認したら上がってました。

たぶんベースの一番下のラインがそもそも高かったというのもあると思います。

—凄い良い転職をしたんだなと感じるんですが、あえて転職のマイナスポイントを挙げるとしたら、どこですか?

ちょっと機材が前職に比べると、ヘボくなったことです笑

例えばコピー機だと印刷が少し粗いので、神経質な先生に渡すときは気を遣います。

それくらいですかね笑

まとめ

—本日は休職理由などセンシティブなところまで答えていただき、本当にありがとうございました。

こちらこそありがとうございました。

・エージェントは20人くらいやり取りして厳選

・女性は外資が狙い目

・休職期間はエージェントには話すが、面接では聞かれなかった

・転職して人間関係が最高になった